自動解答系の作り方(2)
センター試験の自動解答へのアプローチには
(A)二次試験と同じく自前で得た結果を設問の空欄に当てはめる
(B)設問の空欄に全ての選択肢を当てはめたものから正しいものを見出す
という2つが考えられます.
(A)で不都合なのは途中経過,従って誘導部分の空欄の答えを一般には生成できないという点,また得られた結果の表示が
設問のそれと一致するとは限らない点,(B)では処理が長大になる場合があるという点が問題です.
(A)の不都合を解消するには誘導部分の空欄に応じて設問を細分し,得られた結果と同じく設問の空欄を含む項や論理式をSimplifyするといった方法がありそうです.
(B)の問題点は専ら時間に関わるものなので,選択肢の範囲の制限,また一度の処理に含まれる空欄の個数が多くならないよう分割するといった方法があり,今回のシステムでは(B)を採用しています.