2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自動解答系の作り方(20)

折角なので自動解答システムに適した「正方形」の定義の例を述べておきます. まず,座標幾何の言葉を用いることに異論はないと思います. 次に正方形の実体?ですが,ここでは「頂点の列」を正方形とします. で,その特徴付けですが,不慣れな受験生のよう…

自動解答系の作り方(19)

昨日の東ロボくんの番組に出てきた正方形の面積の話. 「正方形」及び,その「辺」,「面積」をどのように定義して上での処理か判らないので何とも評価できませんが,画面から察するに方針としては「1辺の長さが2であり,面積がxgen3である正方形が存在す…

自動解答系の作り方(18)

今回は関数のグラフに限らず,一般の「曲線に囲まれた図形の面積」を定義し,それを求めるMathematicaのコマンドコードを公開します. R^2の部分集合からRへの関数族 {f_{k}}_{k∈{1,...,n}} に対して,∃k.( f_{k}(x,y) = 0 ∧ k∈{1,...,n} ) を満さない(つま…

自動解答系の作り方(17)

センターに限らず「関数のグラフで囲まれた図形」の面積は入試における頻出事項ですが,「その図形」の定義は数学にはなく,出題者と解答者との曖昧さのシンパシーによって維持されたもので,複数の解釈ができる問題も散見されます. ということで,今回のシ…

自動解答系の作り方(16)

多項式関数の微積分に対する方針は,2次関数と同じく,接線の方程式,極値やそれに対応する定義域内の要素,関数のグラフなどで囲まれた集合の面積を出力する関数を準備,適用するのみで,数学としての面白みにやや欠ける為,後回しにしていたのですが,少…