HOL Light with check pointing

 HOL LightはOcamlのToplevel Loop上のプログラムですから,Ocamlが動くならOSは問いませんが,周辺プログラムとの連携という観点に立つなら何といってもUnixです.
 それはMaximaやPARI/GPを呼ぶmlファイル内のシステムコマンドによるものだけではなく,一般的なHOL Lightユーザーにとって必須の機能であるcheck pointing http://checkpointing.org プログラムが実装されているのはUnixのみだからです.
 中でもHOL Lightとの相性が良いのが,ckpt http://www.cs.wisc.edu/~zandy/ckpt/ です.これをインストールしておくと,HOL Light附属のMakefileにより,例えば,make holとすればコアバイナリーが生成され,引数として,hol.multivariate, hol.sosa,hol.card,hol.complexを用いると,ロードにそれなりの時間を要する各パッケージをロードした状態のバイナリーが生成されます.各バイナリーをまとめて生成,インストールするには,make all,make installが便利です(ただし,BINDIR=${HOME}/bin は,BINDIR=/usr/local/bin に書き換えておくのが普通でしょう).また,セッションの途中でバイナリー化するには
self_destruct "startup_bannerの次に表示させたいcomment";;
とすれば,カレントディレクトリにREDUCE likeな名前 hol.snapshot で実行ファイルが生成されます.