私の環境
今回は私がHOL Lightで証明を書く際の環境?をご紹介します.
OSはWindows,エディターは秀丸,OcamlはDOS窓内です.
秀丸はシェアウエアですが,軽快な作動と柔軟なカスタマイズ性,Cライクなマクロが特徴で,私は例えば,カーソルのある論理行をクリップボードにコピー,カーソルを次の行の先頭へ移動といったマクロをCtrl+Tabにバインドしたり,g,e関数で書いた対話的証明をproveに書き換えるマクロなどを組んでいます.
WindowsのOcamlには独自のGUIが附属していますが使い辛いので,DOS窓でocamlを実行しています.Unixのocamlではコマンド編集に,rlwrap ocamlのような工夫が入用ですが,WindowsではOcamlのtoplevel loopでもDOS窓デフォルトのコマンド履歴などが使えます.例えば,矢印キーによる履歴参照は勿論ですが,F8によるコンプリーションは,秀丸のAlt+Enterによる単語補完と同様至便です.また,クリップボードからのペーストは,ウインド内の任意の位置での右クリックのみで実行され,HOL Lightのコードを対話的に実行するのに最適です.
フォントが大きめなのは私の視力のせいです(泣).
なお,emacsのProof Generalは試験的な実装ですが,http://weyl.math.pitt.edu/hanoi2009/Software/HOLLightMode のHOL Light modeは画面が大きければ使い易いかも知れません.