一般の場合
今回は,凸,1 次式という条件を全て外し
を満たす点 の集合(解集合) を についての連立 1 次不等式の表す集合(半代数集合)で内側から近似します(外側からは,前回と同じく, のサンプルを代入したものの連言を用います).ここで, は の連結部分集合(つまり,区間), はその上で定義された連続関数とします.
と書くと,そんな一般的な正値条件,どうする気?と訝られそうですが,十分条件なので,区間を分割して
の右辺を用いるだけです.すなわち, を小区間 に分割して
の連言が求める条件(の一つ)であり,それを満たす点 の集合を とおくと, が成り立ちます.
ただし, の分配は,小区間の幅の最大値が大きいと を で評価するようなことになりますから,気前よく を増やさねばなりません.
とは言え,扱える は広範ですから,例えば
も,その解集合を,n=500,つまり,1000 個の式からなる連立 1 次不等式で内外から評価したものを 座標平面に図示すると
のようになります.