では早速

 最新版の最新たる部分を見てみましょう.端末より

reduce -w -b

と入力すると

のように Reduce の最新バージョン(20110414)が起動します.そこで一階述語論理パッケージ RedLog のサブパッケージある QEPCAD を

load qepcad;

とロードします(RedLog 単独で読み込んだ際に必要だったコンテキストの指定は不要で,自動的に r (ofsf) にセットされ,実数体上での議論が可能となります).あとは好きな論理式を QE するだけですので,例えば

rlqepcad ex({x,y},x^2+y^2=1 and a*x+b*y=1);

と入力すれば

のように量化子を含まない形が出力されます.そこで変数の個数を増やして

rlqepcad ex({x,y,z},x^2+y^2+z^2=1 and a*x+b*y+c*z=1);

と入力すると

のようにセル不足のエラーとなってしまいますので

rlqepcadn 100000000;

と入力して QEPCAD B の起動オプション +N に渡す値を設定してやると

のように答えてくれます.