ここからは

KNOPPIX/Math上での作業となります.このブログもKNOPPIX/Math上から閲覧してください.

 具体的にはKNOPPIX/Mathの画面左下に並んでいる小さなアイコンのうち,地球の形のアイコンをシングルクリックすると Iceweasel というブラウザが起動しますので,その右上の検索ボックスに CASのこと と入力すればよいでしょう.日本語入力の要領はWindowsと同じです.

 それではQEPCAD Bのインストールに移ります.今回はCASの総合環境である,SAGE( SageMath - Wikipedia )からも利用できるよう,SAGEパッケージとして導入します(インストールされるQEPCAD Bのバージョンは最新のものです).

(1)まず,次をダウンロードしてください.
http://www.columbia.edu/~bg2382/sage/qepcad-1.54.p0.spkg
保存先はどこでもいいのですがここでは /home/knoppix とします.

(2)次に,先ほどの画面左下のアイコンのうち,地球のアイコンの左隣にあるモニターのアイコンをシングルクリックして LXTerminal という端末エミュレーターDOS窓のようなもの)を起動し,次のように入力(ペーストはctrl+shift+vです)の後,エンターキーを押してください(なお,フォントのサイズや画面の色は,編集→設定→端末のフォントで変更できます).

sage -i qepcad-1.54.p0.spkg

すると全自動で展開,コンパイル,インストールが実行されますのでプロンプトが戻るまで(5分ほど?)お待ちください.

(3)プロンプトが戻ったら,今度は

sudo cp /usr/local/sage/local/bin/sage-qepcad /usr/local/bin/qepcad

と入力,エンターキーを押して,起動スクリプトをパスの通った場所にコピーした後,同じく端末で

sudo leafpad /usr/local/bin/qepcad

と入力,エンターキーを押すと,起動スクリプトが編集できますので

QE=$SAGE_LOCAL && export QE

$SAGE_LOCAL/bin/qepcad

qe=/usr/local/sage/local && export qe
rm -f /usr/local/sage/local/default.qepcadrc
/usr/local/sage/local/bin/qepcad $*

に書き換えて保存,終了してください.
 以上で QEPCAD Bのインストールは完了です.端末より

qepcad

と入力,エンターキーを押せば,QEPCAD Bが起動します.